ネックレスを作ってみよう

今回は、アクセサリーのできる過程をお見せしたいと思います。

まずは材料を用意!
この素材を見てどんなのができるかイメージして見ましょう
今回作るネックレスの道具

今回作るネックレスの道具

これは完成品から逆算して絞り込んだ素材。

実際には沢山の素材を見ながら感覚的に選び、
作業を始めるとその都度必要なパーツが想定と変わってきます。

その前提で、沢山のパーツを集めましょう。

今回はゴールドカラーのネックレスを作るので、
パーツもすべてチェーンに色を合わせます。

加えて、アクセントやメインに使うスワロフスキーやシャネルストーン、チェコビーズ。
こちら、チェーンが2種類あるのがわかるでしょうか?

これらがどこで必要になってくるか、順を追って見て行きましょう。
フラワーパーツにスワロフスキーを合わせて

フラワーパーツにスワロフスキーを合わせて

まずは下準備。チャーム自体を作ります。

先に硬化時間を必要とする接着作業から。

フラワーパーツにスワロフスキーのチャトンを埋め込みます。
写真はフラワーパーツが10mm程度、スワロフスキーは3mm程度です。
じゃん

じゃん

これは後で使いますので、接着剤が乾くまで、
裏返しにして置いておきましょう。

何故裏返しにするかというと、テーブルにくっついちゃうからですね。
網のようなものがあればそこに乗せておくのもいいと思います。

つぎにペンダントの命であるチェーンの準備です。
ちょっと長めに50cm程度

ちょっと長めに50cm程度

チェーンの長さは完成品のネックレスのイメージ次第で決まります。

素肌に身に着けちょうどよい長さはだいたい、40〜45cmと言われています。
それに微調整ができるようにアジャスターがあると便利。

今回はハイネックの服の上からでも使えるよう少し長めのネックレスにします。
華奢な印象にするために、1.5mmの細めのチェーンを選びました。


メジャーで50cm程度に計ってニッパーで切ります。
2cmくらいかな?

2cmくらいかな?

今回のネックレスのデザインのために50cmにカットしたチェーンの先端、2cm程を再びカットします。


どんなデザインができるのかイメージしながら追いましょう
今回はちょっとイレギュラーのデザインのネックレスを作るので、
2cmを切り落とした長い方のチェーンを二つに分けます。

先を揃えて2つに折り、折り返しをニッパーで切ります。

コレで50cmのチェーンは短、長、長の3本に分かれました。
こんなかんじ

こんなかんじ

次は切り離したチェーンとパーツを接続してゆきます。
まず短いチェーンを丸カンでシャネルストーンに接続します。
コレくらいのチェーンなら楽に丸カンが通ります

コレくらいのチェーンなら楽に丸カンが通ります

シャネルストーンの反対側は長いチェーンの1方を接続しましょう。
 (4130)

これで短いチェーンと長いチェーンが
ガラスのシャネルストーンでジョイントされて1本になりました!

スワロフスキーでトップを付けてみよう

なんとなくお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
ここはネックレスのトップにあたる部分になります。

ですので、シャネルストーンの連結した短いチェーンの先に、
ネックレスのメインパーツとなるスワロフスキーを付けます。
小ぶりでも輝くブリリアンカット

小ぶりでも輝くブリリアンカット

今回メインパーツに選んだのは、
沢山のカット面があるブリリアントカットの
クリスタルオーロラカラーのスワロフスキー。

小粒でも目を引く輝きが魅力です。

こちらをチェーンに接続するのに、
今回はバチカンではなく細罫の三角カンを用意しました。

メインが小粒でチェーンも細いため、ガッシリしたバチカンだと
金具が重く目立ってしまうからです。
この辺は好みもあると思います。
チェーンに三角カンを通し…

チェーンに三角カンを通し…

トップのスワロフスキーをはめ込もう

トップのスワロフスキーをはめ込もう

この時ちょっとした工夫で見栄えも強度も変わります。

三角カンを行き違える程度にずらしてからスワロフスキーに通し、
キュッとしぼる用に重ねてヤットコで締めると、
三角カンの余った長さが浮かずにシャープになり、かつ取れにくくなります。

これをするにはスワロフスキーのトップホールが
カンの罫の太さの2倍以上の大きさの余裕が必要になります。

そんなことも考えながらトップやカンを選んでみると
またぐっと見栄えがよくなります。

反対側のトップも作っていこう

反対側にもトップになるパーツをつけます。
そうです、最初に準備をしておいた、スワロフスキーが光る
花のパーツです。

このパーツにせっかくだから葉っぱも揺らしてみましょう
パーツに合わせて小さめのリーフを選んでみました

パーツに合わせて小さめのリーフを選んでみました

こちらに、もう一本残っていた長いチェーンを接続するのですが、
付ける場所に注意です。

仕上がりのバランスを考えてシンメトリーを意識しましょう。

ここではリーフを付けた花弁の一つ上の花弁にチェーンを付けましょう。
今ヤットコでつまんでる花弁がフラワーパーツの天頂部になります

今ヤットコでつまんでる花弁がフラワーパーツの天頂部になります

これで2つの長いチェーンの両方に、トップチャームがつきました!

次はこれに留め金具を付けてゆきます。

アクセサリーを装着するための金具です。

留め金具をつけてゆこう

まずはアジャスターを作りましょう。
パーツ屋さんにはアジャスターとして出来上がったものが売ってますので
それを使っても構いません。

ここではそのアジャスターから作ることにします。

ここで登場するのが、最初にあった「もう1種類のチェーン」です。
細い罫の大きめキヘイチェーンはアジャスターにぴったり

細い罫の大きめキヘイチェーンはアジャスターにぴったり

アジャスターのために用意していた、
細罫の大枠の喜平チェーンを使いましょう。

アジャスターはだいたいが5〜10cmです。

ここは自分で使いやすい長さでチェーンを切ります。
アジャスターの長さが調整できる幅の上限になります。
チェコビーズはここで出て来る

チェコビーズはここで出て来る

切ったアジャスターチェーンに、重りを付けます。
大抵のアジャスターはつゆだまなどの重りパーツがついていますが、
ここではバックスタイルの見栄えを考えて、
せっかくだから綺麗な虹色のチェコビーズをつゆだまの代わりにします。

チェコビーズは通し穴が細いので、細罫の丸カンを使いましょう。

これをスワロフスキーをトップにつけた方のチェーンの、
反対側の先端につけます。

もし左利きだったら、
フラワーパーツが付いた方のチェーンの方に付けたほうがいいでしょう。

利き手と逆側にアジャスターをつけた方が
実際にネックレスを装着するときにつけやすくなります。

今回は利き手が右の前提で話を進めます。
利き手に注意

利き手に注意

次は反対側。フラワーチャームをつけたほうのチェーンには
カニカンを付けましょう。

留め金具であればいいので、引き輪でもかまいません。

カニカンや引き輪は、
レバーをつまんで引いてチェーンに引っ掛ける役目の留め具です。

この留め具をつけるのは利き手側ということになります。
ペンダントを装着する際に、細かい動きと力を使うカニカンは
利き手じゃないと装着に苦労することになるからです。
こっちは利き手側

こっちは利き手側

仕上げ

さてこれで右と左のチェーン両方が完成です。
あとはこれをつなげることになります。

ここでフラワーパーツを付けた方のチェーンを見てみましょう。
チェーンとつながっている花弁の、時計回りに2つとなりに
大きめの丸カンを通します。
このチェーンと丸カンの間の花弁が天頂部に

このチェーンと丸カンの間の花弁が天頂部に

この丸カンの間を、
オーロラスワロフスキーのトップが付いた方のチェーンを通します。
この時花弁に対して丸カンを水平にし、
まっすぐトップが下に落ちるように通してください。
チェーンがねじれないように…
ゴールはもうすぐ!

ゴールはもうすぐ!

これで丸カンを閉じれば完成です!!
ででん

ででん

チェーンがスライドしてシルエットが変化する、
Y字ラインのスワロフスキーフラワーネックレス。
ネックレスとしてはあえて変化球の制作過程を追ってみました!

いかがでしょう?
案外できそうなかんじじゃないですか?
同じパーツも作り方一つで色々な姿に変化しそうです。

本当はこんなに一本道でできたりしません。
あっちこっちのパーツととっかえひっかえしながら、
あーでもないこーでもないと言いながら少しづつ完成してゆきます。
 (4162)

使用例です

使用例です

こちらが完成品の使用例になります。

長々とお付き合いくださってありがとうございました!

なお、完成品は+genicの虹色ちゅららで販売もしておりますので、
よろしかったら見に来てくださいね(*^^*)
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